プロテインっておいしくないの?
プロテインは、筋肉や骨、髪や爪などの元になるタンパク質を効率よく摂取するためのサプリメントです。運動やダイエット、美容や健康にも役立つプロテインですが、飲んだことがない人や飲み始めたばかりの人は、プロテインの味に不安を感じることもあるでしょう。
プロテインはバリウムのようなまずいイメージがありますが、実はそんなことはありません。
近年はさまざまな味や種類のプロテインが登場しており、自分の好みに合わせて選ぶことができます。また、飲み方に工夫をすることで、よりおいしく飲むことも可能です。
この記事では、プロテインの味や飲み方について詳しく解説します。プロテインを飲むことに興味がある方や、飲み続けることに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
プロテインの味の種類
プロテインには、主に以下の3つの種類があります。
- ホエイプロテイン
- ソイプロテイン
- カゼインプロテイン
これらの種類によって、プロテインの味や風味も異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、牛乳から作られるタンパク質で、吸収が早く消化しやすいという特徴があります。
筋肉の回復や増強に効果的なため、筋トレをする人に人気です。
ホエイプロテインは、水や牛乳に溶かして飲むことが一般的ですが、水分量を減らしてペースト状にしたり、ヨーグルトやアイスクリームなどと混ぜたりすることもできます。
また、ホエイプロテインはさまざまなフレーバーがあります。
定番のココアやバニラだけでなく、ストロベリーやバナナ、抹茶やカフェオレなどもあります。
甘いもの好きな人におすすめです。
ソイプロテイン
ソイプロテインは、大豆から作られるタンパク質で、植物性タンパク質として知られています。
動物性タンパク質よりも吸収が遅く消化しにくいという特徴がありますが、コレステロールや脂肪が少なくカロリーも低いため、ダイエットや美容に効果的です。
また、大豆イソフラボンなどの女性ホルモンに似た成分も含まれており、女性に嬉しい効果も期待できます。
ソイプロテインは、水や牛乳だけでなく豆乳で溶かして飲むこともできます。
豆乳と相性が良いのはココアやコーヒー味などです。
また、ソイプロテインは無味無臭タイプもあります。
これなら料理やスープなどにも加えることができます。食事の一部としてプロテインを摂取したい人におすすめです。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインは、牛乳から作られるタンパク質で、ホエイプロテインと同じく動物性タンパク質です。
しかし、ホエイプロテインとは異なり、吸収が遅く消化しにくいという特徴があります。
そのため、筋肉の分解を防ぎ持続的にタンパク質を供給する効果があります。
就寝前や食間にプロテインを摂取したい人におすすめです。
カゼインプロテインは、水や牛乳に溶かして飲むことができますが、粘度が高くとろみがあるので、水分量を調整することが重要です。
水分量を減らせばプリンやムースのような食感になります。
また、カゼインプロテインはホエイプロテインよりもフレーバーの種類が少ないですが、ココアやバニラなどの定番の味はあります。
プロテインの飲み方のコツ
プロテインの味や種類について見てきましたが、それでもまだプロテインの味に抵抗がある人もいるかもしれません。
そんな人のために、プロテインの飲み方のコツをご紹介します。
飲むタイミングを工夫する
プロテインは、飲むタイミングによっても味や飲みやすさが変わります。
例えば、運動後や空腹時にプロテインを飲むと、体が必要としているタンパク質を補給できるだけでなく、味もよりおいしく感じられます。
逆に、満腹時や甘いものを食べた後にプロテインを飲むと、味が濃く感じたり飲みづらく感じたりすることもあります。
また、就寝前にプロテインを飲む場合は、温かいドリンクで割るとリラックス効果も得られます。
冬場や寒い日にはホットミルクや紅茶などで割ってみてください。ただし、温める際は火傷やタンパク質の変性に注意しましょう。
飲む量や水分量を調整する
プロテインは、1回に飲む量や水分量によっても味や飲みやすさが変わります。
一般的には、1回に15~30g程度のプロテインを150~200ml程度の水や牛乳で溶かして飲むことが多いですが、これはあくまで目安です。
自分の好みや目的に合わせて調整しましょう。
例えば、ダイエット中やカロリー摂取を抑えたい場合は、水分量を増やして薄めて飲むと良いでしょう。逆に筋肉量を増やしたい場合は、水分量を減らして濃くして飲むと良いでしょう。
また、水分量を減らせば固形物のような食感になりますので、スプーンで食べることもできます。
プロテインをおやつやデザートの代わりにしたい場合は、この方法がおすすめです。
他の食材やサプリメントと混ぜる
プロテインは、他の食材やサプリメントと混ぜることで、味や栄養価を高めることができます。
例えば、以下のようなものを加えてみてください。
- フルーツや野菜:ビタミンやミネラル、食物繊維などを補給できます。
バナナやイチゴ、キウイなどがおすすめです。 - ナッツやシード:オメガ3脂肪酸や不飽和脂肪酸などを補給できます。
アーモンドやくるみ、チアシードなどがおすすめです。 - ココナッツオイルやオリーブオイル:中鎖脂肪酸やオレイン酸などを補給できます。
ココナッツオイルはココア味のプロテインに、オリーブオイルはバニラ味のプロテインに合います。 - クレアチンやグルタミンなどのサプリメント:筋力や持久力、回復力などを向上させる効果があります。運動前後に摂取すると良いでしょう。
これらの食材やサプリメントと混ぜる場合は、ブレンダーやミキサーを使ってよくかき混ぜることがポイントです。また、カロリーや栄養素の量にも注意しましょう。
まとめ
プロテインは、タンパク質を効率よく摂取するためのサプリメントです。運動やダイエット、美容や健康にも役立ちますが、味に不安を感じる人も多いでしょう。
しかし、プロテインはバリウムのようなまずいイメージではありません。種類やフレーバーによって味や風味が異なりますし、飲み方に工夫をすることでよりおいしく飲むことができます。
この記事では、プロテインの味や飲み方について詳しく解説しました。プロテインを飲むことに興味がある方や、飲み続けることに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください☺